オレゴン旅行記

2007年5月30日〜6月5日

オレゴンでサイドカー講習を受けるため、久々に家族旅行しました。
片道1043マイル(1669キロ)のオレゴンは遠かった。

行きは2泊キャンプして3日目の夕方に目的地フッドリバー着。
キャンプはもうしんどいので、軟弱にモーテルに3泊。
帰りはホテルに1泊して、2日で帰りました。
行き帰りはただひたすらインターステートハイウェイのI−5を走るだけの単なる移動でした。
山はそれなりに綺麗だったんだけど、何か感動が沸かない。アメリカの景色が大味なためか、私が年老いてしまったのか・・
もっと余裕を持って旅しないとダメなんでしょうね・・


初日のキャンプ地は、I−5を下りてちょっと走った「State Recreation Area」でした。
緯度的にはシリコンバレーのど真ん中のサンノゼと同じくらい。サンノゼまでは1時間くらいでしょう。
農地の中に、新興住宅地が立ちはじめる中、川のほとりの小さな森の中でした。
キャンパーは我々と、白人の中年夫婦のみ。最初、この夫婦の奥さんの方が、芝生の上のシートで寝ていて、 一瞬浮浪者の行き倒れかと思ってギョっとしました。
そのうちに、旦那の方がボロ車でどこからともなく現れた。むこうから声をかけてきてくれたので、ホッとしましたが、
テントは無くビニールシートに包まって一夜を明かしたようです。やはり浮浪者っぽい感じだった。

昔懐かしく、ハリケーンランプを持っていきました。
私にはガスランタンの白い光より、灯油の燃える赤い光がほっとさせてくれます。
夜はそれなりに寒かった。
翌朝は朝日の昇るのを見ながらコーヒーを一杯。


キャンプ場の横を流れる川です。
平野部の農業地帯なので、水はそれほどきれいではありません。
近くの牧場から牛の鳴き声なども時折聞こえてきました。
これはカリフォルニア州北部の山岳地帯に聳えるMt.Shastaです。
嫁さんが運転する車の窓から撮りました。
標高は14162フィート(=4317メートル)と、富士山よりも高いですが、
周辺の標高も高いだろうから、山としては富士山より低い感じ。 走るに従って、いろいろと姿を変えていったのですが、なにぶんI−5は高速道路で、
勝手に車を止めて写真を撮る訳にも行きません。
でも、少し遠くから眺めた時の裾野の広がりは、故郷の八ヶ岳を思い出させてくれました。

2日目は、オレゴンの山の中でキャンプしたのですが、時間に余裕が無くてまったく写真を撮りませんでした。
証拠写真さえ忘れてしまうとは・・
すっかり旅の感覚が鈍っています。


ということで、いきなり土曜日の走行練習です。
朝の8時に街はずれの農場の一角に集合。
北にはMt.Adamsが聳えています。これも富士山より高い山です。

サイドカーは、スズキのバンディット600が2台(赤と黄色)、
カワサキのKLR600が1台の計3台でした。
これに自車参加のロシア製ウラル1台が加わります。

南西にはMt.Hoodが。
Dennisのロシア製ウラルです。
BMWのデッドコピー。第二次大戦終結時にソ連がドイツから図面その他を盗んで作ったらしい。
750ccのボクサーエンジン、4速+バックギア付きのミッション、
レバー操作でサイドカーのタイヤも駆動輪となる2輪駆動モード有り。
まだ新車でも売っていて、最近のやつは前輪ブレーキがドラムからBrembo製のディスクになり、
セルも付いたとのこと。
でも、重くて高速では55MPHでしか巡航できないそうで、I−5なんか走ったら、車はおろか
トレーラーにも追い抜かれっぱなしで大変でしょう。

サイドカーに乗っているのは私です。


モンタナのBMWR1100乗りのJoshと私。
背景はMt.Hood
Mt.Adamsを背景に


KLR600のサイドカー
60歳台(?)のおばちゃんJudyと私。
20台からバイクには乗っているそうです。小柄ながらなかなかのもの。


サイドカーを浮かせて走る練習。
低速走行からいきなりハンドルを右に切り込むだけで、簡単に上がります。
数時間練習すれば、8の字くらいはかけるでしょう。
他の参加者はいまいち度胸がなく、苦戦していましたが・・・
講師の一人のMonicaとホンダST1100。
彼女はワシントン州在住。
この恰幅ではやはり1100ccは必要だろうな〜。






ということで、月曜の朝現地を立って、帰りは途中ホテルに1泊し、2日で帰ってきたのでした。



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