30年振り北海道一周ツーリング

2015年7月6日〜7月18日



7月10日(金)

晴れ
別海町ふれあいキャンプ場 ―(R243・R44・D1127)― 初田牛 ―(D142・D1123)― 落石岬 ―(D1123・D142)― 根室 ―(D35[南岸])― 納沙布岬 ―(D35[北岸])― 根室 ―(R44・R243・R244)― 本別海 ―(D475[往])― 走古丹 ―(D475[復])― 本別海 ―(R244)― 標津の手前 ―(D950[往])― 野付半島 ―(D950[復])― 標津の手前 ―(R244)― 標津「海の公園」キャンプ場
走行279Km
8時過ぎに出発。朝、たまたま隣のサイトもNC750だったので、その関連で少し話す。彼は今時珍しい(?)若者ライダーだった。 NC750にはXとSがあり、Xがツーリング仕様だとのこと。彼のはX、借りたのはSかと思ったが、あとでみたらやっぱりXだった。 彼のNC750には純正のハードケースのサイドバッグが付いていた。薄くて容量は無さそうだったが、ハードケースなら防水バッグが付け易いから羨ましい。 で、給油には当然後部座席の荷物を下ろすとのこと。まったく、これが唯一の欠点だよなあ。パイプを延長してもう少し給油口位置を工夫して欲しいものだ。 昨日と同じルートで初田牛まで戻り、D142の続きに乗って落石岬へ。落石の集落でD1123に右折して岬方向へ。1984年にGN400改で来たはずなのに全然見覚えが無い。 挙句に道はダートになってしまって、ちょっと行くと車両進入禁止で灯台へ歩いて1.4キロの看板。あれ、岬じゃなくて灯台?そして、以前はもっと簡単に行けた気がするのだが。 ということでちょっと迷うが、霧が出て来て視界も悪そうなので引き返す。

落石灯台に向かうダートの車両進入禁止地点から戻ってきたところ。札幌ナンバーの軽自動車のおばさんも行ったが、すぐに引き返してきた。 やっぱり徒歩1.4キロにメゲたのか?

落石漁港のある湾を望む。少しガスっていたが、D142に戻ったら晴れていた。
狐につままれたような気持ちでD1123を戻り、R142で根室へ。市街に入ると暑い。温度表示板は25度を示していた。 市内では停まらずに、そのままD35で南岸を回って納沙布岬へ。

岬にはいろいろと碑が立っていたが、昔のこれも残っていた。

灯台というのがあるので行ってみる。昔もあったっけ?

海は相変わらず美しい。

灯台から北方領土館のほうを見る。
岬の土産物屋の食堂でオホーツクラーメンなるものを食べる。 インスタント麺にカニの爪が浮いているだけの感じだったが、これでいいのだ。 北方領土館を見学。望遠鏡で4島を覗く。ほんとに目と鼻の先だ。
岬を出て、D35で北岸を回る。相変わらず平坦な地形の根室半島だった。各所で牛や馬が放牧されていた。根室で、そのままR44に乗って風連湖方向へ。 スワン44根室なる道の駅があったので眠気覚ましのガムを買いに立ち寄る。オールド・スクールなツーリングなので、あまり道の駅には寄らないのだ。これが初めて。 そういえば、根室に行くまでのD142には巨大風車がたくさん並んでいたが、これも眺めるだけで写真は撮らなかった。あとで道北を走ったときも同様。

道の駅のミニ展望台からの風連湖。ここに来る観光客はほとんど居ない。

大好きな風連湖なので、とりあえず私の写真も。
さて、ガムも買ったし、行きますか。R44からもう1往復したR243をまた走る。これで1往復半。奥行で直進してR244。海に出たところで、D475を右折して、 懐かしの走古丹へ。84年にGN400改で訪れて気に入り、86年にXV750Eで訪れて湿地でスタックし、近所の人に車で引っ張り出して貰ったところだ。
   
当時は無かったと思われる、立派な漁港がある・・・

84年のここかなあ・・・  道路がカーブしてる感じは同じだね!
   
そしてここが86年にXV750Eでスタックした湖岸の入り口?

そうだ、そうに違いない!
いや〜、なんか松本清張の小説の主人公にでもなった気分。でも、分かって良かった。 現地では昔の写真は見られないので(って、ああ、そうか、スマホで自分のHPにアクセスすれば見られたんだ)、漁港のところでは全然分からなかったのです。 その先の草原にいってようやく当時の記憶が戻った感じだった。 86年には夕暮れになって潮が満ちてきてXVが水没しそうになり、近所の人家に助けを求めたのだけど、その人家の場所は分からず仕舞い。 確か、木村さんという方だったけど・・ 今思うと、現地で訊いて回ればよかったかなあ・・

兎に角、30年振りで自分入りの写真も撮っておこう。
   
例によってパノラマ動画。
走古丹の集落を出て、砂州の先端のほうにも行ってみる。走古丹唯一の商店は、今も残っていた。 しかし、砂州の先端は雰囲気が違う。当時は全部舗装でUターンも簡単に出来たはずだが、今はいきなり砂地のダートになって、うっかりすると足を滑らせて立ちゴケし兼ねない。 ということで、写真は撮らずに引き返す。

D475でR244に戻って右折。本別海の街のコスモ石油で給油。318.4キロで9.74Lなので、リッター32.7キロ。
引き続きR244を北上し、尾岱沼はパスして標津の手前でD950で野付半島へ。両側を海に挟まれた真っ直ぐな道を走ってゆくと、「第2しべつ展望PA」というのがあったので停車。 昔は無かったな。ここからは沖に国後と知床半島が望める。

知床半島をバックに。

国後島をバックに。

いや〜、いい景色だねえ・・・

そしてまたパノラマ動画

D950を半島の先端まで走ると灯台が。

ナナワラPAにて。
トドワラPAには大きな土産物屋があり、観光バスがわんさか停まっていた割りに、景色はイマイチなのでパス。
R244に戻り、ちょっと走って標津の街。羅臼までは50キロ弱。独りなら走るけど、2人乗りなので・・・ ということで、ここでキャンプすることに。
   
標津の街中のセイコマで食料調達。キャンプ場の場所を訊いて行ってみたら、これ。
「海の公園」まさにその通りなんだけど、バイクを停めたこの細道の反対側は人家なのです。我がテントの裏庭は、土建屋さんの資材置き場で、ブルドーザーなんかも置いてある。 なんか、ちょっと浮浪者になった気分。せめて植え込みで目隠ししてあればなあ。荷物は基本リヤカーで持ち込みのところ、バイクの事情を説明したら、非常用のこの小道だけなら入っていいって。
う〜ん、羅臼の熊の湯が正解でしたね。
夜になったので歩いて近くの温泉へ。絵地図を頼りに行くが結構遠い。日が暮れた街はすっかり人影なし。看板に電灯がついてなくて、やっと探し当てた温泉。 正面玄関に行くと、日帰り入浴は裏へ回れの貼り紙。湯船は1つだけのちょっと草臥れた感じの処だった。まあ、お値段は安かったので相応ですが。
納沙布岬の食堂 オホーツクラーメン+ソフトクリーム 1100円(?)
コスモ石油 本別海 ガソリン9.74L (燃費:リッター32.7キロ) 1422円
セイコマ こんどう標津 夕食その他 1664円
温泉(ホテル 楠) 580円
しべつ「海の公園」オートキャンプ場 710円
5476円



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