30年振り北海道一周ツーリング

2015年7月6日〜7月18日



7月17日(金)

晴れ
仲洞爺キャンプ場 ―(D132・R453・R37)― 白鳥大橋 ―(D699・R36・D919)― 地球岬(室蘭) ―(D919・R36・D2[往])― 登別熊牧場 ―(D2[復])― 登別東IC ―(道央EXP)― 苫小牧西IC ―(D141)― モラップ(支笏湖) ―(R276・R453・D16・R36・D258・D10・R234)― ときわキャンプ場(早来)
走行200Km
昨晩はビールを飲み過ぎて前後不覚となり、夕飯も食べなかった。朝起きて、昨日の夕食の予定だった、焼肉+野菜炒めを作る。あまり食欲がないかと思ったが、 食べ始めると結構腹が減っていて、最後は冷や飯をお茶漬けにしたりして昨日炊いたのを全部食べてしまった。のんびりとテントを乾かしたり、穴の開いたエアマットやら 100円ショップのサンダルやらの不用品を処分したりなど、帰る算段。リヤカーに荷物を積んで、炎天下の駐車場まで引っ張っていって、積み込み。いや〜、疲れた、 すっかり汗だくになってしまった。なんともう10時。出発前にRJさんに電話する。最初の予定では今夜は支笏湖の南東岸、モラップでキャンプして、明日朝そこで RJさんと合流、だったのだが、またまた台風の影響で明日は雨との予報なので、RJさんのお勧めで早来のときわキャンプ場のツリーハウスで泊まることに。 これならテントを張らなくていいので、最終日に雨で濡らすこともない。

さてさて、出発。
D132で洞爺湖畔を4分の1周し、R453で昭和新山を見ながら伊達へ。伊達からR37で海を見ながら室蘭へ。R37は幹線で、街中を通るので信号も多く、流れは遅い。

マップルに白鳥湾展望台というのが出ていたので、室蘭の手前、さきもりの辺りで右折。すると眼前にこの景色が!
何だ沖のこの山は?(地図を見れば、函館北方の駒ケ岳だと分かるのだが、地球岬に行くまで本州のどこかだと勘違いしていた。)

室蘭本線には貨物列車が。
マップルの白鳥湾展望台は、結局場所が分からず、そのままR37に出て白鳥大橋になってしまった。

渡って、ループ橋を降りたところにある道の駅「みたら室蘭」からの白鳥大橋。
白鳥大橋を渡っているときの眺望は素晴らしかったが、何となく足がすくむ感じも。昔サンフランシスコの金門橋を車で渡ったが、 あそこより怖い感じがした。バイクで渡ったせいなのか、年取ったせいなのか・・

パノラマ動画
RJさんはまだシーズンではないので空いているとの話だったが、ここから念のため今夜の宿、ときわキャンプ場に電話してツリーハウスを予約。
地元のおっさんに地球岬までの道順を訊いて出発。

街中を通って、やってきました地球岬。30年前には無かった展望台が出来た模様。この看板も無かったけど、多分この辺りが82年に写真撮った崖っぷちだろう。

これ(笑)。霧でまったく何も見えなかったのだった。

新しい展望台に登って、父子写真を撮ってもらう。いや〜、それにしても絶景!こんなに素晴らしい処だったのか。 展望台の上で、途中の7−11で買ったパンを食べる。







灯台と断崖と展望台と灯台。

反対側、駐車場と室蘭の街。






そして、動画の数々。何度も撮らずにはいられない・・ この感動・・
いや〜、今回のツーリング、道北は雨でダメだったが、道南・道東は完璧だ。旅の最後のハイライト。地球岬、北海道の岬の中で眺望はダントツ一番だな。

しかし、こんなにいい景色なのに、子どもは下の駐車場のソフトクリームの方がいいみたいなので、 名残惜しいが降りるか。駐車場の売店でソフトクリームを買うと、店のおばちゃんは揚げ芋を少々、おまけしてくれた。店の前のテーブルに座って食べて、さて出発。

タイトなワインディングのD919を北方へ。




ちょっと走ったら、こんなの出て来た! トッカリショ岬

またまたパノラマ動画(地元のおっさんが一人、煙草休憩していたので360度にならず)




さらに走ると、次はこれが! 室蘭の町並みと白鳥大橋。
D919を走るが、これが凄い細い道で時間が掛かりそうなので、歩いていた人に訊いて街中へ降りていく。今日はこのあと、登別の熊牧場に行く予定だし、キャンプ地は支笏湖から1時間 以上は東に離れているのだ。R36の旧道に出て街中を走り、また海沿いに。これで室蘭とはお別れ。しかし、もう昼過ぎ。時間が足りるか・・ 何しろ今日は出発が10時だったからなあ。 兎に角、登別温泉の入り口まで走るしかない。R36をトラックの後について制限+10でひた走る。そうこうしていると、子どもはまた居眠り・・ 一時は熊牧場は諦めようかと思ったが、子どもに訊くと絶対行くとのこと。D2に左折する交差点手前で停まって、地図を見て熟考する。

今1時だから、熊牧場で1時間掛かるとして、3時に出て・・ 82年に通ってやはり霧で何も見えなかったオロフレ峠は諦めて、高速道路で苫小牧まで行けば時間が稼げる。 ということで、D2を左折し一路登別温泉へ。1時半に熊牧場上り口に到着。何とかなりそうだ。
   
熊牧場にはケーブルカーで登ってゆく。




登別温泉のホテル街。




車窓からは太平洋岸が室蘭から函館方面まで遠望出来る。

ケーブルカーは関係者ならすぐ分かるここ製。
5分ほどで頂上の熊牧場到着。駆け足で見て回る。





こちらがメスのエリア。オス・メス・小熊と分かれているようだ。客は100円で餌を買って投げ与えることが出来るが、カラスに横取りされたりもする。 熊同士の餌の奪い合いも時折発生。唸り声が凄い。本来は孤独で生活する熊たち、こういう過密な状態だとどう影響するのか・・ 5分ほど待つとアトラクションが始まったので見物。何を食べるのかというのと、熊の知能と手先の器用さを見せる実験だった。 食べ物は玉葱は食べないそうです。無理に食べると食中毒になるらしい。そして、蓋の付いた檻の中に餌を入れたら、いとも簡単に檻の蓋を開けて中に入って食べてました。 こんなのに山で出会ったら、絶対勝てません。しかも、こちらは比較的小柄なメスなのに。子どもにもその辺の事情が実感で伝わったようだった。

アトラクションは5分程で終わり、オスのエリアに移動。こちらは人間が檻(?)に入って熊と対峙できる部分もある。ここで例の100円の餌やりをこの装置でやる、という趣向。 オスのエリアは比較的熊密度が低かった。やはりオスのほうが孤独度が大きいのでよりスペースが必要なのだろうか。
ということで、またケーブルカーに乗り熊牧場観光終了。客は日本人と中国人で、白人は見掛けなかったな。欧米ではいろいろ批判がある熊牧場だけど、まあ、知床でも人里に出れば射殺される運命の ヒグマたち。それよりはここで暮らせるほうが幸せなのか・・ 

3時頃に登別を出て、D2に戻り登別東ICから道央自動車道へ。その前に給油。280キロで8.63L、リッター32.4キロ。やはり昨日・一昨日燃費が悪かったのは強風のせいでしょうね。 子どもには寝ないようにガムを噛ませる。初めての2人乗り高速走行。昔は禁止でしたからねえ。まあ、むこうのフリーウェイでは何度もやっているけれど。括り付けた荷物が風でバタつくのもあり、 100Km/h程度の安全走行となる。この速度では大抵の車に抜かれます。やはり、あまり快適では無かった。GLみたいにもっとカウルが大きくないと。30分ほど走って苫小牧西ICで降りたときは 正直ほっとした。料金は890円也。

ここからD141を北上して支笏湖へ。この道は森の中の緩やかなワインディングでなかなか気持ちよい。例によって法定+10でのんびり走る。次第に道がタイトになって樽前山登山道への分岐が出てくる。 そしてR276で右折。モラップに行く分岐はあまりに狭い道なのでやり過ごしてしまい、気がつけばもう湖岸からかなり離れている。う〜ん、しょうがない、今回は支笏湖は見られず仕舞い。 D16へ右折して千歳方面へ。森の中の直線が多い道。時折急カーブがあり、大袈裟な注意看板。まあ、実際、事故も多いのでしょうね。R36で右折し、千歳基地や千歳空港のそばを通り、D10で左折して 早来方面へ。と思ったのだが、何を間違えたか、かなり手前のD258で曲がってしまっていた。この道、実はレンタルバイク屋の道だった。それを横目に見ながら長閑な牧場風景のD258を南下してD10で 左折。もう少しだ。早来の手前に温泉があるのを確認。今日はここだな。早来町内から、ときわキャンプ場に入るのにちょっと迷うが無事に到着。

早速受け付けを済ませてツリーハウスへ。ここもゲートがあるが、バイクは乗り入れさせて貰えた。

登り口。

内部。
あとはお決まりの温泉と夕飯の買出し。戻ってツリーハウスの下のテーブルで飯を炊いていたが、寒くなったので中へ。 電灯もあり、コンセントもあるので、家と変らない。唯一の難点は、スマホが圏外になってしまうこと。外に出ると、辛くも繋がるのだが、せいぜい3Gで、 ネットアクセスは大変だった。エアマットを捨ててしまったのだが、管理棟でロールマットと毛布を無料で貸してくれたのでこれで安眠。

さて、明日朝はいよいよRJさんと合流だ!
セブンーイレブン 室蘭母恋南町 昼食その他 520円
地球岬売店 ソフトクリーム 350円
登別熊牧場+駐車料 4088円(2592+1296+200)
出光 登別温泉 レギュラー 8.63L (リッター32.4キロ) 1251円
高速料金(登別東〜苫小牧西) 890円
ときわキャンプ場 ツリーハウス 3200円
早来 鶴の湯 800円(500+300)
セブンーイレブン 胆振早来 夕食その他 2427円
13526円



 

前へ

次へ

一覧へ

戻る







inserted by FC2 system